前橋市で安くお葬式を行う際の葬儀社の選び方について書かせていただきます。
結論から言ってしまうと、式場にこだわりがないのであれば、地元で長くやっている家族経営の葬儀社がおすすめです。
理想を言えば、若い後継者がいる方がより良いと思います。
家族経営の葬儀社であれば、小規模店ですので色々と融通がきいたり、相談することで希望するお葬式になるようにプランを一緒に考えてくれることが多いです。
特に、長年地元でやっている葬儀社であれば、短期的な儲けよりも長期的な信頼を大切にしますので、様々なオプションを上手く上乗せしたりもしませんので、葬儀終了後の会計の際に不満につながるようなことはしないと思います。
一方で、お葬式のやり方が古かったり(昔のやり方のままだったり)する場合もありますので、若い後継者がいるとか、最近のお葬式の流れに合わせている葬儀社がより良いと思います。
また、小規模店ですと、仕入れがあまり安くできないことから、棺や生花などの原価が少し割高になる場合もありますが、仕入れ価格がそのまま上代価格等に影響するわけではないので、そのあたりはあまり気にしなくても大丈夫かと思われます。
もう一つのおすすめは、生花やギフトの卸をやっているような葬儀社です。
各葬儀社に生花やギフトなどを卸す問屋をやりながら、自ら葬祭業も運営しているような葬儀社があり、こうした葬儀社ですと生花祭壇にしたい等の場合には、同じ金額でも生花祭壇が豪華になったりします。
また、香典返しなども同じ金額でもワンランク上の品物を用意出来たりもします。
卸問屋ですから、こうしたことが出来るわけで、他の葬儀社では原価割れしてしまうから出来ないようなことでも、その葬儀社なら出来るのです。
一方で、とにかく安ければ良いというだけではないことであれば、他の要素も考慮してみましょう。
お葬式を安くやるだけではなく、自分の望むお葬式をするために必要なものとして、式場の利便性や大きさなどが関わってきますので、「一番安い」ことにこだわり過ぎずに「どんなお葬式をやりたいか」を軸にして予算を考えてみることも大切です。
「良いお葬式」というのは人それぞれ違います。
一般化して提案された「良いお葬式」というものの流れに任せてしまうのも良いですが、自分たちが「納得できる」ことも大切だと思うのです。
以下、式場選びの観点から少し書いておきたいと思います。
前橋市でお葬式を行う場合の式場は、
①前橋市斎場
②葬儀社のホール
③自宅
④お寺の本堂
のいずれかの場所になります。
前橋市以外の地域だと、地域の人たちが葬儀や法要などに利用出来る公民館のような施設があったりして、そうした場所を利用する場合がありますが、今のところ前橋市でお葬式を行う場所としては、上記の①から④となります。
①の前橋市斎場の場合、葬儀・告別式の後の火葬炉へ移動は徒歩での移動となりますので、霊柩車やマイクロバスなどの手配が不要となり、その分の費用を削減出来ます。
一方で、前橋市斎場の式場使用料、控室使用料などが必要になります。
②の葬儀社のホールの場合、①に比べて式場から火葬場(前橋市斎場)までの移動に霊柩車が必要になります。また、大きなホールを持っている葬儀社もあれば、小さなホールしか持っていない葬儀社もあります。
東京やその他の都市部などだと駅前などが利便性が良いとして重宝がられますが、前橋市の場合では単純に式場の大きさや装飾とか、駐車場の有無とか大きさなどが重要になってきます。
多くの場合、前橋市でのお葬式では参列者の皆様は自家用車でいらっしゃいますので、車の出入りのしやすさなどが大切なのです。
特に、火葬場に向かう際に、マイクロバスを使用せずにそれぞれが自家用車で行く場合、霊柩車、僧侶の車、親族の車、その他の参列者の車が列をなして火葬場に向けて出発しますので、大通りであれば道路の車を一時的にとめて車を送り出しますし、狭い道路であれば全ての車が大通りに出るまでに一苦労だったりします。
葬儀社のホールを利用する場合には、事前に内覧出来たりするので、一度足を運んでみるのも良いと思います。
葬儀社のホールであれば、出棺時の渋滞防止のために誘導員などを置く場合がありますし、慣れているので出棺時の心配はあまり必要ないかもしれませんが、一応そうした視点も葬儀社のホールを選ぶ場合の一要素になると思います。
③の自宅の場合、やはり駐車場の有無が大きな課題になります。前橋市の場合農家も多いので昔の家(昭和のころの家)はある程度の大きさがあり近所も融通してくれて車を置ける場所も確保できましたが、現代はそうしたこともなく、街中だと近所からするとむしろ騒がしいと感じてしまうこともあります。
また、昔の家だとある程度広い畳の部屋があり、縁側からの出入りも出来たりしましたので参列者も焼香しやすかったりしましたが、今の家ですと玄関だけからの出入りとなりますから多くの参列者が出入りするのは困難です。
ですので、現在自宅でお葬式をやる場合は、10人以下で、家族などの少人数だけで行う場合がほとんどです。
昭和の時代は今のように葬儀社がホールを持っているということがなく、ほとんどが自宅か公営斎場でお葬式を行いましたが、昭和後期ごろから葬儀社がホールを持つようになり始めてからは自宅でのお葬式は少なくなってきました。
ただ、想い入れのある自宅でのお葬式を望まれる人もまだまだおりますので、ご希望がある場合には出来るだけ事前に葬儀社と相談してみてください。
④お寺の本堂の場合、一般的にはそのお寺の檀信徒であればお寺の本堂を使ってお葬式を行うことができます。それは、先祖代々が金銭的な負担も含めて支えてきたお寺であり、檀信徒の為の場所であるからです。また、最も葬儀にふさわしい場所としてもお寺の本堂を利用したお葬式は良いと思います。
ただし、檀信徒が支えてきたお寺であることから、檀信徒以外の人がお寺の本堂を利用してお葬式を行うのは難しいかもしれません。
お寺の住職の一存では決められず役員会が必要になる場合もあります。
どこかのお寺の檀信徒であり、お寺の本堂でお葬式を行いたいという場合には、一度お寺に相談してみましょう。
お寺の本堂の使用料は無料の場合もあれば、それなりの金額が必要な場合もありますので、このあたりも確認しておく必要があります。
お葬式に限ったことではありませんが、それなりの規模の施設を持っていたり従業員が居たりする場合には、維持費などの固定費がかかりますので、その収入源となるお葬式の費用は少し高めになる可能性があります。
また、大手になれば従業員の教育も行き届いていて、不安なことにも適切に対応してもらえたり、立ち居振る舞いにも安心できるものがありますが、やはりそれなりに金額もお高くなる傾向があります。
中堅の葬儀社ですと、お葬式の担当者によってバラツキが大きい場合があります。しっかりとした教育プログラムがあるわけではなく、担当者に任せてお葬式を行うというスタイルのところが多くなりがちです。
また、担当者にノルマがあればオプションなどを勧められることが多かったりしますし、ノルマがなければ一生懸命に取り組んでもらえるかどうかは担当者の人柄に左右されることになります。
このあたりが、見極めが難しくなりますので、気になる葬儀社があるようであれば、一度内覧してみて、親切に対応してくれそうな従業員がいたら、お葬式の際にはその従業員を担当者に指名するというのも良い方法かと思います。
家族経営の小規模な葬儀社であれば、基本となるプランはあっても色々と臨機応変に対応してもらえる場合が多いです。
大手の葬儀社と違って、代表者が担当者になってくれるわけですから裁量権がありますので、その場で回答ももらえたりもしますし、融通もきかせてもらえます。
ただ、大きな式場ホールを持っていないことがほとんどなので、参列者が多い場合には公営の前橋市斎場の式場を利用することになります。最も、昔の前橋斎場に比べて今の前橋斎場はとてもキレイで設備も整っていますし、駐車場も広いので、式場としての不満はないと思います。豪華ホテルのような煌びやかな装飾の式場を望むのでなければ、前橋市斎場の式場は火葬炉も隣なので理想的と言えます。
大手や中堅の葬儀社だと、プランやオプションの金額がしっかりと決まっていて内容も変更できなかったりしますし、お葬式への要望があっても対応してもらえないことがありますが、家族経営の葬儀社だと例えば、「ネットで見つけた〇〇を代わりに使いたい」など、葬儀社の標準品や標準プランでないものにも臨機応変に対応してもらえたり、その決断も会社の上席などに相談してみるとかではなく、その場で動いてもらえたりするメリットがあります。
現在、前橋市には比較的小規模の葬儀社が増えてきております。
家族葬などの少人数での葬儀が主流になってきたことや、葬儀の数が多くなってきたこと、そしてインターネットの普及などにより、独立開業する人が多くなってきたのです。
そして、参列者20人くらいの家族葬ホールを持っている場合が多いです。
前橋市内を車で走っていても、小規模のホールを持つ葬儀社が増えてきていることに気が付くのではないかと思います。
これらの葬儀社は、中堅の葬儀社か家族経営の小規模の葬儀社です。
沢山あり過ぎて、選ぶのが大変かと思いますが、大手でも中堅でも小規模でも、多くの場合ホームページ(Webサイト)を持っていますので、気になる葬儀社がある場合には一度調べてみるのも良いといます。
そして、前面に出ている金額に惑わされることなく、「お葬式終了後の総額の支払い金額」がいくらになるのかをしっかりと見極めてみましょう。
比較検討する場合には、
群馬でお葬式を安くやるには？
を参考にしてみてください。
分かりやすいプランに申し込んで、全てお任せして煩わしいことをしないで簡単にお葬式をやりたい場合には、提示されたオプションを選び、金額はそれなりにかかることを受け入れてお葬式を行い、自分でしっかりと見極めて納得したお葬式を行う場合には、少なくとも数社の葬儀社から見積りをもらって、比較検討してみましょう。
何が良いとか、どちらが良いというものではなく、「何もわからないま流されて行う」のではなく「色々知ったうえで納得して選択して行う」ことが大切だと思います。
ちなみに、手前味噌の宣伝で申し訳ございませんが、こうしたお困りごとを軽減したいと思い、『群馬のお葬式』では、公営の前橋市斎場の式場を利用して、原価を積み上げ、さらにお布施や火葬料まで全て含めたコミコミのシンプルな格安プランを提供するに至った次第です。
これまで関東甲信越で数千回ものお葬式に携わった経験から、過剰な高価オプションをお勧めしたりせず、原価と必要経費を積み上げて行う適正価格のお葬式を提供し、一方でいっさい手を抜かずに準備し、生涯一度のお葬式をお手伝いさせていただきたいという初心を忘れずに運営させていただいております。