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前橋市でのお葬式の後の納骨をどうするか

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〒371-0244 群馬県前橋市鼻毛石町1991-40

群馬のお葬式のコラムCOLUMN

前橋市でのお葬式の後の納骨をどうするか

お葬式後の納骨の時期については、全国的にみると一般的には四十九日忌法要の日に行う場合が多いです。

お葬式の当日に納骨を行う地域もありますが、前橋市の場合は全国の多くの地域と同じように一般的には四十九日忌法要を行った日に納骨します。

ただし、お墓がない場合には建立に数ヶ月かかったりしますので、四十九日忌法要のみを行い、遺骨は自宅にそのまま置いておくというケースもあります。

特に、近年はお墓を持たないとか、しばらくはお墓を考えずに過ごすという人も増えてきたことから、手元供養とか自宅供養という呼び方で色々な仏具も用意されるようになりましたので、急いで納骨する必要もなくなってきました。

一般的な風習(習慣)として行ってきたことが、近年の多様化で大きく変わりつつあることから世代間の考え方の違いや個人の考え方の違いなどから遺族や親族間で意見が分かれることもあるかと思いますが、必ずしも四十九日で納骨しなくてはいけないとか、いつまでも遺骨を自宅に置いておいてはいけないということはありませんので、まずは安心して頂ければと思います。

一方で、遺骨を永年自宅に置いておくということも出来ないかと思います。

いつになるかは別として、いつかは遺骨をどこかに納骨することになるわけです。

前橋市においては、納骨する場所として基本的に以下のような選択肢があります。

・公営の霊園にお墓を建立して納骨(埋葬・埋蔵)する
・民営の霊園にお墓を建立して納骨(埋葬・埋蔵)する
・民営の納骨堂に納骨する
・民営の樹木葬にて埋葬する
・民営の海洋散骨にて埋葬する

その他
・公営の合祀墓に埋葬する
・民営の合祀慕に埋葬する
・民営の永代供養墓に納骨(埋葬・埋蔵)する


尚、民営の霊園は基本的に寺院等の宗教法人が管理する墓地(霊園)となります。宗派不問で誰もが納骨できたり、管理棟があって従業員がいたりすることから、どこかの会社が経営しているようにも見えますが、宗教法人以外では墓地(霊園)の許可がされないことから、通常どこかしらの宗教法人が母体となって運営されています。

前橋市の公営の霊園は、

嶺公園墓地(みねこうえんぼち)
〒371-0125 群馬県前橋市嶺町1300

込皆戸丸山霊園(こみがいとまるやまれいえん)
〒371-0216 群馬県前橋市粕川町込皆戸286

亀泉霊園(かめいずみれいえん)
〒371-0004 群馬県前橋市亀泉町240

があります。

公営の場合は、年間の管理費などもリーズナブルですし、嶺公園墓地などは、かなり広いので、これからお墓をお求めになる場合にはお求めやすいかと思います。一方で、赤城南面道路に近い場所で少し郊外にあり、お盆やお彼岸などは車が集まってきて渋滞しますし、アクセスを考えた場合にも少し躊躇してしまうかもしれません。

嶺公園墓地、嶺公園移転墓地、込皆戸丸山霊園のお問い合わせ先は、嶺公園管理事務所(TEL:027-269-3838)
亀泉霊園のお問い合わせ先は、亀泉霊園管理事務所(TEL:027-269-6732)


前橋市には民営の霊園もあります。

運営母体は宗教法人ですが、整備された霊園ですと基本的に宗派不問のところがほとんどですので、誰でもお墓を建立できます。

一方、寺院の境内地などにある墓地では、その寺院の檀家になる必要があったり、他宗派の場合にはお墓を建立できない場合などがありますのでご注意ください。

民営の霊園だと公営に比べて年間の管理費用が少し高かったりしますが、キレイに整備されていたり管理者が常駐していたりアクセスが良かったりするメリットもあります。

ただ、寺院境内地の場合だと檀家登録が必要になったりしますので、その場合には年間の管理費用の他に、寺院の改修工事などがあった場合に寄付をお願いされることもありますから、そうしたことを考慮して申し込むことが大切です。


民営の納骨堂ですが、納骨堂というのは分かりやすく言えば建物内にロッカーのようなものが沢山あり、その一つを利用するという形です。

昔からあるロッカー式の納骨堂の他、沢山の箱型の入れ物に納骨されたものがお参り場所(お参りする部屋など)に機械式駐車場の様なシステムで運ばれてくるものなどがあります。

前橋市では、現在のところ納骨堂というと機械式の納骨堂よりも従来のロッカー式のものとなりますが、無機質な場所ではなく御本尊様が安置されていたりして厳かな場所になっておりますし、金額もお墓を建立するよりも安く済むので一考する価値はあると思います。

ただ、札幌で宗教法人が運営していた納骨堂が経営破綻して、遺骨を出さなくてはならなくなったというニュース報道があったりし、宗教法人が運営する納骨堂だからといって必ずしも大丈夫というものでもなく、更に50年とか100年経った後の建物等のメンテナンスなどを考えた場合、この先の維持管理が不透明であることも確かです。

高野山のような全国的に有名な大きな霊場にある寺院等の納骨堂であれば永年に近い形での納骨が可能かと思われますが、お墓に比べて納骨堂の場合は一般的に半世紀くらいしか歴史がないので将来がどうなるか分からないという現状はありますから、目先の利便性だけでない視点で見極めることも必要になってくるかもしれません。

納骨堂の場合もお墓と同じように年間の管理費用が発生するのが一般的です。


民営の樹木葬への納骨(埋葬)の場合には、大きく分けると民営の霊園内にある樹木葬と山の中にある樹木葬があります。

民営の霊園内にある樹木葬は、お墓が立ち並ぶ霊園内の一角に樹木葬の場所を作り、そこに納骨(埋葬)します。

山の中にある樹木葬は、より自然に近い形での納骨(埋葬)となり、許可された山林の中で人工物などをほとんど作らずに、樹木の下(地中)に納骨(埋葬)するわけです。

いずれにしても、樹木葬の場合は骨壺のままではなく、骨壺から遺骨を出して土に還すという方法で納骨(埋葬)します。

樹木葬という名称から、葬儀の方法と勘違いされる人もいらっしゃいますが、葬儀の方法ではなくて納骨(埋葬)の方法となります。

一般的に遺骨はそのままの形ではなく、パウダー状にするなどして人骨であることが見た目で分からないようにすることが多いです。

また、樹木葬の場合は年会費などのその後の費用負担の必要がないというのが一般的で、残された遺族に負担をかけたくないという気持ちから、故人が生前から樹木葬を望むとうケースも増えています。


海洋散骨の場合は、土に還すのではなくて海に還すという方法での納骨(散骨)となりますので、海のない群馬県内では行うことが出来ません。

東京湾や新潟の海などで行うことが多く、沖縄などの海のキレイな場所を選ばれる場合もあります。

海洋散骨には、基本的に3つの選択肢があります。

業者さんに全てお任せしてしまう方法、大きな船に他の家族と乗り合わせて順番に散骨する方法、家族だけで船をチャーターして散骨する方法の3つです。

料金的には全てお任せの委託散骨が一番安く、次が乗り合わせての散骨、そして船をチャーターして家族だけでの散骨という順番で高くなっていきます。

海洋散骨の場合、年間の管理料などは発生しません。

現在は、海に還る海洋散骨よりも土に還る樹木葬の方が需要が高いです。

それは、海洋散骨に比べて樹木葬の方が納骨(埋葬)場所が分かりやすかったり、何かの時に行きやすかったりするとか、日本においては土葬や火葬後のお墓への納骨(埋葬・埋蔵)の風習(習慣)が長かったという歴史的なものが影響していると思われます。

つまり、土に還すという方法が馴染んでいるということです。

一方で、仏教発祥の地では、お墓や霊園というものはなく、火葬後の遺骨は聖なる川である ガンジス川に流したりします。

日本においてはお墓参りという風習(習慣)がありますので海洋散骨は余計に馴染みにくいかもしれませんが、お墓、納骨堂、樹木葬という流れの中で、形に残さずお参りなどもしないとか、少子化でお墓を守る後継者がいないという流れからすると、年間の管理費用がかからず、いつまでも形の変わらない海洋散骨もこれから増えてくるかもしれません。

山が何らかの開発等で削られるなどして無くなってしまう可能性に対して、海洋散骨する海域が埋め立てられる可能性は極めて低いことや、有名人が海洋散骨を望んで実際に行っている様子などが伝えられることも増えてきたので、海の好きな人にとっては選択肢の一つになりやすくなってきたと思います。


その他に、合祀墓(ごうしぼ)や永代供養墓(えいたいくようぼ)などへの納骨(埋葬・埋蔵)というのもあります。

合祀墓とは、大きなお墓の下に複数の遺骨をまとめて埋葬するお墓のことで、一般的に骨壺のままではなくて、遺骨を骨壺から出して納めます。そのまま底が土になっているものもありますし、底がコンクリートなどで固められている場合もあります。

いずれにしても、合祀墓は他の人と同じ場所に合祀するので、他の人の遺骨と混ざってしまうというのを嫌がる人もいますが、お墓を建立して納骨したり納骨堂に納めたりした場合でも、年間管理料の支払いが滞っていたり、後継者が居なくなってしまった場合には、お墓や納骨堂から遺骨を取り出して合祀墓に納骨するのが一般的ですので、あまり気にしなくても良いのかもしれません。

墓地にしても納骨堂にしても所有権ではなく永代使用権なので、後継者がいなくて誰も管理する人がいなくなった場合には、契約に基づいて場所を明け渡すことになるのです。


永代供養墓とは、後継者がいなくともお寺などが永代の供養をしてくれるというお墓です。

合祀墓と同じように骨壺から遺骨を出して合祀するお墓もありますし、骨壺のままお墓の中に納められるものもあります。

骨壺のまま納められる永代供養墓にも、お墓の中に棚のようなものがあって端から順番にぎっしりとつめていくものや、骨壺サイズに区分されていてその区画に骨壺を納めていくものなど、いくつかのタイプがあります。

お墓を守ってくれるような後継者はいないけど、合祀墓はちょっとイヤだとか、無縁墓になってしまって誰も自分のことを供養してくれないのでは心配という人にとって、永代供養墓はとても魅力的に見えることから、平成になってから急激に増えてきた納骨の方法です。

永代供養墓の場合、通常は年間の管理料などは発生せず、最初に永代供養料を納めれば良いことから、後継者がいない場合などに検討することが多いですが、後継者がいる場合でも残された者に負担をかけたくないなどの理由で検討されたりもします。

また、残された遺族にとっても、将来的な負担を軽減するために、お寺に永代供養を頼むということもあります。

昔のように、子どもたちが同じ土地に住み、先祖の墓を守っていくという時代ではなくなってきているわけです。


以上のように、前橋市でお葬式を行った後に、遺骨をどのようにするのかということでいくつかの方法を書かせていただきました。

自宅に遺骨を置いて自宅にて手元供養をする場合であっても、何年、何十年か経った後、どこかに納骨する必要が出てきます。

お墓などのように形あるものは、残された者にとっても大切な拠り所になることがありますので、残された家族がいるとかいう場合には、形が残るものを選ぶのも良いかと思います。

また、子どもや親戚などの後継者に負担をかけたくない場合には、生前から永代供養墓や樹木葬や海洋散骨に申し込むのも良いと思います。

近年、お葬式も、納骨方法も多様化しており、そのスピードの変化も早くなっております。

これからの時代、昔からのやり方だけでなく、自分たちに合ったやり方をそれぞれが選んでいくことになると思います。




【言葉の説明】
遺体を地中に埋める土葬や、火葬した遺骨を骨壺から出して土に還すことを「埋葬」と呼びます。
一般的なお墓の下にあるカロート(遺骨の収容スペース)に、骨壺のまま納めるのは「埋葬」ではなく「埋蔵」と言います。
納骨堂では、「埋める」ことをしませんので、厳密には「埋蔵」ではなく「収蔵」と言います。
遺骨を土に埋めることをせずに撒く場合には「散骨」と言います。
樹木葬の場合は、骨壺から出した遺骨を土に埋めて「埋葬」する場合がほとんどですが、土の上に撒く「散骨」をするところもあります。
海では埋めることをしませんので、この場合は「散骨」しかありません。

本来、「納骨」とは、骨壺に収容された遺骨を寺院や霊園に「納めること」を言います。

ここでは、「埋葬」「埋蔵」「収蔵」「散骨」など様々なやり方を紹介していることから、どこかに納めるという意味で「納骨」という言葉をすべてに共通する言葉として用いております。

尚、土に埋める場合には埋葬法という法律により埋葬できる場所は墓地などの許可された場所に限られますが、散骨のように埋葬しない場合には埋葬法の適用がありません。しかし、樹木葬や海洋散骨などで散骨を行う場合や自宅や自己の所有地などで散骨を行う場合には、周辺環境に配慮し、人骨と分からないようにパウダー状にするとか、民家から一定距離離れているとかの規制がされていることが多いので、埋葬でないからといってどこでも散骨できるわけではありませんのでご注意ください。




【参考サイト】
前橋市営霊園







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